サポート募金実施事業報告
サポート募金実施事業報告
2017年4月東京千住キャンパス5号館竣工と同時に「ものづくりセンター」を開設いたしました。「教育」「研究」「社会貢献」を目的とした、東京電機大学の建学の精神「実学尊重」を具現化する最新施設です。最新鋭の装置を導入した8つのスペースの整備等を経て、2018年4月より本格的な運用を開始いたしました。
また、今後は、最新鋭の測定装置等の導入や地域と連携した取組みも行ってまいります。
多目的スペース
8つのスペース図
安全講習を受講する学生たち
試作品
大学
平成28年度からサポート募金を原資とした「学生サポート給付奨学金」を開始いたしました。
本奨学金は、家計急変により学費の支弁が困難な修学意欲のある本学学部生に対し、在学中1回に限り25万円を給付いたします。
なお、採用された学生は、大学主催の学生行事に「学生ボランティアスタッフ」としての参加が義務づけられていることが特色です。平成29年度は8名の学生に奨学金を給付いたしました。平成30年度も年2回(前期・後期)の募集を行ってまいります。
奨学金受給学生からの感謝の声
・母のやむを得ない転職により、学費を支弁することが難しくなっていましたが、学生サポート給付奨学金で補うことができました。
・お金について心配しながら勉強をしなければならないというストレスが少し軽減され、勉強に打ち込むことができました。
中学・高等学校
「学校生活支援奨学金」として、人物・学業ともに優秀であるにもかかわらず、家計急変などの事情により、本学での就学が困難な生徒の学費以外の費用を支援いたします。平成29年度は2名の生徒に奨学金を給付いたしました。
奨学金給付事例
・隣家からの延焼により、自宅が全焼した生徒に対し教科書や制服等の購入費
・修学旅行等の費用
神山治貴様(本学卒業生、前本法人理事)からのご厚志を原資とし、「東京電機大学神山治貴海外留学派遣プログラム」を平成27年度から開始いたしました。
本プログラムは、本学の学部在学生で学長賞の受賞者のうち、学部在学中に英語圏の大学等に海外留学(単位取得)を希望する者の中から選考し、優秀でグローバルな人材を育成することを目的としております。
平成29年度は、2名の学生がアメリカのアーカンソーテック州立大学、フィンランドのラップランド応用科学大学に留学いたしました。平成30年度は2名の学生がアメリカのフェアモント州立大学へ留学予定です。
アメリカ フェアモント州立大学
寄付感謝の集いにおいて、平成29年度東京電機大学神山治貴海外留学派遣プログラムの留学生である松島勲旺君より、次のとおり報告がありました。
アメリカのアーカンソーテック州立大学での留学について
大学における学習体験や寮での共同生活、日本の大学との違いや他の留学生との交流について実例をあげ報告がありました。特に今回の留学において得られたことは、学習や生活において、「とにかく伝えようとする姿勢」が非常に大切なことだということを強く感じたとの報告がありました。
アーカンソーテック州立大学
国の伝統芸などを披露する(学内行事)
初代電機第一工業学校長などを歴任されました故波多諄三先生のご息女 深井綾様からのご厚志を原資とし、平成30年4月に「東京電機大学 深井綾女性研究者・技術者育成特別奨学金制度」、「東京電機大学中学校・高等学校 深井綾教育研修特別奨学金制度」を新設いたしました。
元理事 波多諄三先生
初代電機第一工業学校長
称号記授与
1.東京電機大学 深井綾女性研究者・技術者育成特別奨学金制度の概要
本制度は大学院に在学する女子学生に対して奨学金を給付し、将来、研究者・技術者として社会で活躍できる人材育成を目的としております。
なお、採用された学生は、大学行事(オープンキャンパス等)に「学生ボランティアスタッフ」として協力することが特色です。
2.東京電機大学中学校・高等学校 深井綾教育研修特別奨学金制度の概要
本制度は中学校・高等学校に在学する生徒のチャレンジ精神に火をつけ、国内研修および国外研修に積極的に参加することを目的としております。
1.東京千住キャンパス【キャンパスアメニティの充実】
平成30年度は以下の物品を購入する予定です。
AEDと身障者用机
2.埼玉鳩山キャンパス【本館前バス停広場の環境整備等】
年々増加しているスクールバスを利用する学生の利便性を高めるため、スクールバス待合室から本館前広場のバス停屋根を増設する予定です。
現状
完成イメージ図
3.千葉ニュータウンキャンパス【情報環境学部】
本年(平成30年)4月、東京千住キャンパスへ全面移転に伴い、以下の事業を実施いたしました。
・「情報環境学部開設15周年記念事業」支援
・千葉ニュータウンキャンパスでの最後の秋葉祭(学園祭)を行うにあたり、全員の記憶に残るイベントの実施
・東京千住キャンパスへ移転後、学生が有意義な活動を行えるよう支援を実施
情報環境学部開設15周年記念事業
移転後のクラブ部室
4.東京小金井キャンパス【教室の什器等の整備】
中学校・高等学校では、教室のICT化の一環として、全教室に電子黒板を設置いたしました。また、教育改革によるアクティブラーニングの実施等、授業改善を図るための柔軟な環境整備が必要なため、これらの教室の什器等を購入する予定です。
課外活動への支援として、次の52団体に対してご寄付をいただきました。
東京千住キャンパス(19団体)
埼玉鳩山キャンパス(6団体)
東京小金井キャンパス(27団体)
◎寄付感謝の集いにおいて、2団体の学生から次のとおり募金の使用状況の報告がありました。
体育会硬式野球部(東京千住キャンパス)
東京新大学野球連盟4部リーグに所属し、千葉ニュータウンキャンパス内にある野球場にて週2回練習しています。春季・秋季リーグ戦に参加し、3部リーグへ昇格を目指します。今回のサポート募金は、更なるチーム強化のため、バットやグリップカード等の用具購入にあてる予定です。
体育会硬式野球部
体育会蹴球部(埼玉鳩山キャンパス)
埼玉県大学サッカーリーグ2部に所属し、週4日の練習をしています。理工系の大学サッカーを盛り上げるため、4月には理工系サッカー定期戦を行なっています。今回のサポート募金は、リーグ戦等の登録料、怪我防止のためテーピングの購入にあてる予定です。
体育会蹴球部
1.総合研究所・先端レーザー技術研究所に対する支援
2.卒業生と在校生の交流支援
上記の他に以下の事業に対するご寄付をいただきました
・健康相談室に対する支援
・ME(生体医工学)講座の推進
・ロボット・メカトロニクス学科の教育・研究支援
・未来科学部の教育・研究支援
・小金井キャンパスの教育・研究支援
・小金井キャンパスグランド改修支援
募金事業室